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第5回 禁煙チャレンジ その2 |
切っても切れないタバコとの縁
清々しい朝、コーヒーを飲み、新聞を読みながら一服、旨い!
仕事の休憩時間、汗を拭きながら一服、よーし午後もがんばるぞ!
片隅の灰皿を喫煙仲間と囲み、談笑しながら一服、働くって…すっばらしーい!
喫煙者の多くはタバコが深く生活に入り込んでいます。
椅子に座ったら一服、部屋から出たら一服、出発する前に一服、到着したら一服、お茶を飲んだら、スイッチを入れたら、振り向いたら、悩んだら、笑っても、泣いても、怒っても、とにかく一服です。大げさに思われるかもしれませんが、うなずいている方もきっといらっしゃると思います。
タバコを吸うと気分が落ち着く、仕事がはかどる、頭がフワっとして気持ちが良い、手持ち無沙汰なときにちょうど良い、頭痛が治る、休憩した気分になる、やる気が出る、味が美味しい、、、喫煙者にとってのメリット(?)はこんなにもあるのです。
・・・・この文章を読んで、「そうだ!そうだ!!」と大きくうなずいたあなたは、前回の依存度チェックできっと「重度」と判定されたことでしょう。
ニコチン中毒と心理的依存
さて、前回タバコ依存について触れましたが「依存」には大きく分けて2種類のタイプがあります。
血中のニコチン濃度が一定量を下回るとイライラや集中困難などの離脱症状が現れ、それを緩和するために吸いつづけてしまう「身体的依存症(ニコチン中毒)」と、喫煙が単なる習慣や癖になっており、タバコを吸う事で気分やストレスをコントロールしようとする「心理的依存症」の2つです。
自分はどちらのタイプか知るには一度「禁煙」してみると一番分かりやすいのですが、そう簡単にはいかないという方のために解説します。
「吸い始めの頃に比べて本数が増えた」タバコを吸わないと「イライラしたり、不安感や不快感が強くなったりする」などの症状が現れる方は「身体的依存症」の可能性が高いです。
一方、食後、会議や商談のあと、飲み会など、さまざまな生活の場面でタバコを吸う習慣がついていて、その場面になると急に吸いたくなる、人が吸っているのを見ると吸いたくなる、といったような場合は「心理的依存症」と言えるでしょう。
心理的依存症の人は身体的依存症の人に比べ、比較的禁煙しやすいです。
例えば、食後に吸う習慣がある場合は全席禁煙の店を利用する、喫煙者のそばに近寄らない、など普段吸いたくなる生活の場面を避けることで、禁煙への道が開けます。
身体的依存症の人は、いきなりニコチン摂取を止めると離脱症状(禁断症状)が強く出て、情緒不安定や体調不良に陥ることがあるため、禁煙補助剤(ニコチンガムやパッチ)を利用したり、禁煙外来に通うなどの工夫が必要です。
依存のタイプといっても完全に2つに分かれるわけではなく、禁煙できない、続かない人の多くは両タイプの複合型と思われます。
ですから、禁煙の方法も様々な方向からサポートする必要があります。
次回は禁煙のメリットについて記載します。
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